LSF制作・戸田ひかる監督最新作『マイ・ラブ:6つの愛の物語 日本篇』2021年4月13日〜Netflixにて世界190カ国同時リリース!!

My Love; Six Stories of Love – Kinuko and Haruhei in episode KINUKO & HARUHEI from MY LOVE; SIX STORIES OF LOVE.
Cr. Courtesy of Netflix/NETFLIX © 2021
2019年からLittle Stranger Filmsが制作を続けてきたNetflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ『マイ・ラブ:6つの愛の物語 日本篇』がいよいよ日本時間2021年4月13日深夜より世界190カ国で同時リリースされます!
世界的大ヒットドキュメンタリー映画『あなた、その川を渡らないで』(2014年)のチン・モヨン監督をエグゼクティブ・プロデューサーに迎え、世界6カ国・6組の「長年連れ添ったカップル」の日常を、現地在住監督と制作チームがまる一年にわたり丁寧に記録しました。
日本篇の主人公は、結婚50周年を迎える石山春平さん(85歳)と絹子さん(83歳)。屈託のない笑顔が眩しい絹子さんと反応に困る駄洒落を連発する春平さん夫婦は、小さな団地の一角で暮らしています。二人が出会ったのはハンセン病療養所。春平さんは12才の時に発病し、実家の納屋で4年間の隔離生活を強いられた後、入所。絹子さんはある新聞記事がきっかけでハンセン病療養所で働くことを決心。しかし療養所内での患者とスタッフ間の格差に悩んでいた時に、いつも笑顔を絶やさないカメラ青年・春平さんに惹かれ、告白。二人で療養所を出て社会復帰することを決意しました。だれも知らない土地に引越し、夫婦二人三脚で三人の子供を育てあげた二人。差別・偏見を怖れハンセン病については一切周囲に話さなかった二人でしたが、ハンセン病国家賠償請求訴訟をきっかけに自身の体験について語るようになりました。裁判や講演で忙しく全国を飛び回る二人でしたが、ある日絹子さんの体に異変が起き…。
日本篇の監督には『愛と法』(2017)の戸田ひかる。撮影監督に第一回大島渚賞受賞で話題を呼ぶ小田香(『セノーテ』(2020))、編集に佐藤真監督や小森はるか監督作品を手掛ける秦岳志、録音に作り手によるドキュメンタリー雑誌「f/22」編集委員としても活躍する川上拓也など、日本のインディペンデント映画界の第一線で活躍するスタッフが結集。音楽は戸田監督の前作『愛と法』に引き続きフランス在住のミュージシャン、前田雄一朗/Moojigenが担当。Netflixオリジナルシリーズとしてはめずらしいダイレクト・シネマ/オブザベーショナル・スタイル(観察映画形式)で制作された、涙と笑いあふれる一遍です。
視聴にはNetflixへの登録が必要ですが、低価格・定額でNetflixの全作品が視聴可能です。今から登録される方は月額1,320円のスタンダードプラン(HD画質)がお勧めです(4Kのテレビをお持ちの方はプレミアムプラン(4K画質)をどうぞ)。ぜひこの機会に登録し、世界中の作品をお楽しみください。
Netflixオリジナルドキュメンタリーシリーズ
『マイ・ラブ:6つの愛の物語』日本篇
My Love: Six Stories of True Love – Kinuko & Haruhei
監督: 戸田ひかる
撮影: 小田 香
録音: 川上拓也
編集: 秦 岳志
音楽: 前田雄一朗
ライン・プロデューサー: 小林麻希子
制作助手: 村瀬 萌
翻訳: ジャン・ユンカーマン
字幕制作: 山本宗子(Passo Passo)
Executive Producer: Moyoung Jin, Andrew Fried, Dane Lillegard, Jordan Wynn
Co-executive Producer: Xan Aranda
Consulting Producer: Sunah Kim
Producer: 戸田ひかる, 秦 岳志
Series Associate Producer: Fiona Hardingham, Julie Hook
2021年 | 米 | 73分 | 4K | 5.1ch |ドキュメンタリー
#mylovenetflix
http://netflix.com/mylove
監督:戸田ひかる(とだ・ひかる)
10歳からオランダで育つ。ユトレヒト大学で社会心理学、ロンドン大学大学院で映像人類学・パフォーマンスアートを学ぶ。ロンドンを拠点にディレクターとエスノグラファーとして活動し世界各国で映像を制作。前作『愛と法』(17)で第30回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門 作品賞、第42回香港国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞などを受賞。現在は大阪在住。
@hikaru_toda
撮影:小田香(おだ・かおり)
1987年大阪府生まれ。2011年、ホリンズ大学(米国)教養学部映画コースを修了。卒業制作である中編作品『ノイズが言うには』が、なら国際映画祭2011 NARA-wave部門で観客賞を受賞。2013年、映画監督のタル・ベーラが陣頭指揮するfilm.factoryに第1期生として招聘され、2016年に同プログラムを修了。ボスニアの炭鉱を主題とした第一長編作品『鉱 ARAGANE』(15)が山形国際ドキュメンタリー映画祭2017・アジア千波万波部門にて特別賞を受賞。メキシコの地底湖を神秘的に描いた『セノーテ』(19)で第一回大島渚賞を受賞。
@_kaori_oda
録音:川上拓也(かわかみ・たくや)
1984年生まれ。映画美学校ドキュメンタリーコースで学んだ後、フリーの録音・編集としてドキュメンタリー映画を中心に活動。録音担当作品に酒井充子監督『ふたつの祖国、ひとつの愛 イ・ジュンソプの妻』(14)、小林茂監督『風の波紋』(16)、石原海監督『ガーデンアパート』(17)、福間健二監督『パラダイス・ロスト』(19)。整音担当作品に田中圭監督『桜の樹の下』(15)、小森はるか監督『息の跡』(16)、池添俊監督『朝の夢』(19)、島田隆一監督『春を告げる町』(20)など。録音・編集担当作品に酒井充子監督『台湾萬歳』(17)、大浦信行監督『遠近を抱えた女』(18)など。
@kawakami_takuya
編集・プロデューサー:秦 岳志(はた・たけし)
1973年東京都生まれ。大学在学中よりBOX OFFICE映像制作部でテレビ番組、映画予告編制作を担当。99年よりフリーランスとなり、現在はドキュメンタリー映画の編集とプロデュースを中心に活動。編集を担当した主な映画作品に、佐藤真監督『花子』(01)『阿賀の記憶』(04)『エドワード・サイード OUT OF PLACE』(05)、ジャン・ユンカーマン監督『チョムスキー9.11 Power and Terror』(02)、小林茂監督『わたしの季節』(04)『チョコラ!』(08)『風の波紋』(15)、真鍋俊永監督『みんなの学校』(14/編集協力)、小森はるか監督『息の跡』(17)、戸田ひかる監督『愛と法』(17)、原一男監督『ニッポン国VS泉南石綿村』(17)『水俣曼荼羅』(20)など。大阪芸術大学非常勤講師。
@lookingawry
音楽:前田雄一朗/Moojigen
1980年大阪生まれ。ギタリスト、作曲家。幼少期から音楽に溢れる家庭環境で育ち、リバプール音楽大学(LIPA)で学ぶ。その後、自身のバンド「Yaneka」を結成し、ロンドン、ストックホルム、パリの3都市を拠点に活動を始める。また近年はソロプロジェクト「Moojigen」を始動させる他、作曲家、サウンドエンジニアとしても活躍。ISSEY MIYAKEやART COMES FIRSTなどのアパレルブランドのコレクションでのライブ音楽を担当するなど、活動の幅を広げている。映画音楽は戸田ひかる監督『愛と法』(17)に引き続き2作目。